第48回(2026年)
    シスメックス学術セミナー

    免疫治療の最前線

    2026.5.30(土) 10:00 ~ 16:10(予定)

    概要

    第48回(2026年) シスメックス学術セミナー

    免疫治療の最前線

    日時 2026.05.30(土)10:00 ~ 16:10(予定)
    場所
    参加費 無料
    その他 セミナーテキストは申込いただいた方に無料でダウンロードいただけます(時期未定)。
    プログラムは都合により変更になる場合がございます。

    未定 

    メイン会場

    Web視聴(ライブ)

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    プログラム

    ただいま準備中です。

    講師紹介

    田中 良哉 先生Yoshiya TANAKA

    産業医科大学医学部 分子標的治療内科学特別講座 特別教授

    学歴・職歴

    1984年
    産業医科大学医学部 卒業
    1988年
    産業医科大学大学院医学研究科 修了
    1989年
    産業医科大学 医学部第1内科学講座 助手
    1989年
    米国国立衛生研究所(NIH) 客員研究員
    1995年
    産業医科大学 医学部第1内科学講座 講師
    2000年
    産業医科大学 医学部 第1内科学講座教授(~2025年3月)
    2005年
    産業医科大学病院 副院長
    (兼任、~2013年9月)
    2017年
    産業医科大学大学院 医学研究科長(兼任、~2023年3月)
    2022年
    産業医科大学 国際センター長
    (兼任、~2025年3月)
    2025年
    産業医科大学医学部 分子標的治療内科学特別講座 特別教授

    玉田 耕治 先生Koji TAMADA

    山口大学大学院医学系研究科・免疫学講座 教授

    学歴・職歴

    1992年
    九州大学医学部 卒業
    1992年
    九州大学医学部 泌尿器科 入局
    1994年
    九州大学大学院医学研究科 外科系専攻 入学
    1998年
    九州大学大学院医学研究科 外科系専攻 修了
    1998年
    米国メイヨークリニック医学部免疫学 博士研究員
    2002年
    米国メイヨークリニック医学部免疫学 Assistant Professor
    2005年
    米国ジョンズホプキンス大学 医学部 Assistant Professor
    2008年
    米国メリーランド州立大学医学部 Associate Professor
    2011年
    山口大学大学院 医学系研究科・免疫学講座 教授
    2016年
    東京大学医科学研究所 委嘱教授(兼任)
    2023年
    山口大学 細胞デザイン医科学研究所 所長(兼任)

    椛島 健治 先生Kenji KABASHIMA

    京都大学医学研究科 皮膚科学講座 教授

    学歴・職歴

    1996年
    京都大学医学部 卒業
    1996年
    横須賀米海軍病院 インターン
    1997年
    京都大学医学部付属病院 皮膚科 研修医
    1997年
    ワシントン大学医学部付属病院(レジデント、内科・皮膚科)
    1999年
    京都大学大学院医学研究科(博士課程)
    2003年
    京都大学医学部付属病院 皮膚科 助手
    2003年
    カリフォルニア大学サンフランシスコ校 医学部 免疫学教室 
    2005年
    産業医科大学 皮膚科 助教授
    2008年
    京都大学医学研究科 創薬医学融合拠点(皮膚科兼任) 准教授
    2010年
    京都大学医学研究科 皮膚科学講座 准教授
    2013年
    さきがけ研究員(兼任)
    2015年
    京都大学医学研究科 皮膚科学講座 教授
    2015年
    シンガポール A*Star SIgN/A*SRL Senior Principal Investigator (兼任)
    2016年
    National Skin Centre (Singapore) Lead Clinician Scientist (兼任)

    冨樫 庸介 先生Yosuke TOGASHI

    岡山大学学術研究院医歯薬学域(医学系)腫瘍微小環境学分野 教授

    学歴・職歴

    2006年
    京都大学医学部医学科 卒業
    2006年
    財団法人住友病院 研修医
    2009年
    京都大学医学部附属病院 呼吸器内科医員
    2011年
    京都大学大学院医学研究科 助教
    2012年
    近畿大学医学研究科 大学院生
    2015年
    近畿大学医学部 助教
    2016年
    国立がん研究センター研究所 研究員
    2019年
    千葉県がんセンター研究所 部長
    2021年
    岡山大学学術研究院医歯薬学域(医学系)腫瘍微小環境学分野 教授

    講演要旨

    座長

    • 熊ノ郷 淳 先生(大阪大学 総長)
    • 自己免疫疾患治療の最前線
      田中 良哉 先生(産業医科大学医学部 分子標的治療内科学特別講座 特別教授)
    • 遺伝子改変免疫細胞による次世代がん治療の展望
      玉田 耕治 先生(山口大学大学院医学系研究科・免疫学講座 教授)
    • アトピー性皮膚炎の病態解明と創薬への応用
      椛島 健治 先生(京都大学大学院医学研究科 皮膚科学 教授)
    • がん免疫療法の最前線
      冨樫 庸介 先生 (岡山大学学術研究院医歯薬学域(医学系)腫瘍微小環境学分野 教授)

    自己免疫疾患治療の最前線

    田中 良哉 先生(産業医科大学医学部 分子標的治療内科学特別講座 特別教授)

    全身性自己免疫疾患は難治性疾患とされてきたが、病態形成過程に中心的に介在する細胞表面抗原、サイトカイン、シグナル伝達分子等の解明、ゲノムワイド関連解析により疾患関連遺伝子の同定によって治療標的とすべき分子が明確になってきた。さらに、分子標的治療薬により、副作用が多く非特異的なグルココルチコイドを中心とした治療を脱却し、特定の標的分子に対する選択的な治療が主流となりつつある。斯様な背景の下に関節リウマチ、全身性エリテマトーデスを始め多くの疾患でガイドラインや治療勧告の改訂が進行しつつある。一方、長期安全性、経済性、コロナ禍医療、難治症例、臓器障害への対応、寛解後休薬、治療薬の使い分けなど残存する多くの課題に対しても新たな展開が齎されつつある。さらに、CAR-T療法やT-cell engage療法には、免疫系の再構築を引き起こして治癒を目指せる可能性すら期待される。

    遺伝子改変免疫細胞による次世代がん治療の展望

    玉田 耕治 先生(山口大学大学院医学系研究科・免疫学講座 教授)

    難治性がんに対する最新の免疫療法として、遺伝子改変免疫細胞療法の研究と開発が急速に進展している。特にキメラ抗原受容体(CAR:Chimeric Antigen Receptor)をT細胞に遺伝子導入したCAR-T細胞療法は血液がんに対して優れた治療効果を発揮し、既に臨床応用されている。一方で、特有の有害事象を伴うこと、比較的多くの再発例が認められること、固形がんでは十分な有効性が得られていないことなど、未だ多くの課題が残っている。本講演では、これらの最新がん免疫療法の現状と課題について概説し、さらに進んだ次世代型CAR-T細胞療法を含めた最新の遺伝子改変免疫細胞療法の将来像について議論する。

    アトピー性皮膚炎の病態解明と創薬への応用

    椛島 健治 先生(京都大学大学院医学研究科 皮膚科学 教授)

    皮膚はバリア機能に加え、外来抗原や刺激に応答する重要な免疫臓器である。私たちは皮膚炎症時に形成されるiSALT(inducible skin-associated lymphoid tissue)を発見し、局所免疫応答の理解を深めた。アトピー性皮膚炎(AD)はバリア損傷、アレルギー炎症、かゆみの三要素から成ると提唱し、これに基づき新たな治療法を開発した。外用JAK阻害薬delgocitinibはバリア修復と炎症抑制に、IL-31受容体抗体nemolizumabはかゆみ制御に顕著な効果を示す。本講演では、ADを中心に炎症性皮膚疾患の免疫応答と制御機構、Th2サイトカインやバリア分子制御、二光子励起顕微鏡による免疫細胞動態解析技術、基礎研究から治療開発への展望について紹介する。

    がん免疫療法の最前線

    冨樫 庸介 先生 (岡山大学学術研究院医歯薬学域(医学系)腫瘍微小環境学分野 教授)

    がん細胞は免疫系から巧みに逃れて生存しているとされている。特にその免疫逃避メカニズムの1つであるPD-1やCTLA-4といった免疫チェックポイント分子が重要で、それらを阻害する免疫チェックポイント阻害薬はがん細胞に対する免疫応答を活性化して効果を発揮する。「完治」したかのような場合もあるが、その頻度は低く、効果を高めるために様々な研究開発が行われている。たとえば他の免疫チェックポイント分子を標的にした薬剤や、制御性T細胞といった抑制性の細胞を標的にした薬剤などの研究が行われている。我々は免疫細胞の代謝障害に注目し、異常なミトコドリアががん細胞から免疫細胞に伝播し「乗っ取る」ことで代謝障害が起きてしまい、がん免疫療法が効きにくくなることを明らかにした。また、がん細胞を攻撃する細胞を人工的に作成、増殖して体内に戻すような細胞療法も効果が証明された。将来このような治療のおかげで進行がんも「完治」する時代が来ることを期待している。

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