日時 | 2026.05.30(土)10:00 ~ 16:10(予定) |
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場所 | |
参加費 | 無料 |
その他 |
セミナーテキストは申込いただいた方に無料でダウンロードいただけます(時期未定)。 プログラムは都合により変更になる場合がございます。 |
メイン会場
Web視聴(ライブ)にてお申込みの方には、開催前にご登録メールアドレス宛に視聴用URLをお送りいたします。
ただいま準備中です。
産業医科大学医学部 分子標的治療内科学特別講座 特別教授
田中 良哉 先生
山口大学大学院医学系研究科・免疫学講座 教授
玉田 耕治 先生
京都大学医学研究科 皮膚科学講座 教授
椛島 健治 先生
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医学系)腫瘍微小環境学分野 教授
冨樫 庸介 先生
田中 良哉 先生Yoshiya TANAKA
産業医科大学医学部 分子標的治療内科学特別講座 特別教授
学歴・職歴
玉田 耕治 先生Koji TAMADA
山口大学大学院医学系研究科・免疫学講座 教授
学歴・職歴
椛島 健治 先生Kenji KABASHIMA
京都大学医学研究科 皮膚科学講座 教授
学歴・職歴
冨樫 庸介 先生Yosuke TOGASHI
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医学系)腫瘍微小環境学分野 教授
学歴・職歴
座長
田中 良哉 先生(産業医科大学医学部 分子標的治療内科学特別講座 特別教授)
全身性自己免疫疾患は難治性疾患とされてきたが、病態形成過程に中心的に介在する細胞表面抗原、サイトカイン、シグナル伝達分子等の解明、ゲノムワイド関連解析により疾患関連遺伝子の同定によって治療標的とすべき分子が明確になってきた。さらに、分子標的治療薬により、副作用が多く非特異的なグルココルチコイドを中心とした治療を脱却し、特定の標的分子に対する選択的な治療が主流となりつつある。斯様な背景の下に関節リウマチ、全身性エリテマトーデスを始め多くの疾患でガイドラインや治療勧告の改訂が進行しつつある。一方、長期安全性、経済性、コロナ禍医療、難治症例、臓器障害への対応、寛解後休薬、治療薬の使い分けなど残存する多くの課題に対しても新たな展開が齎されつつある。さらに、CAR-T療法やT-cell engage療法には、免疫系の再構築を引き起こして治癒を目指せる可能性すら期待される。
玉田 耕治 先生(山口大学大学院医学系研究科・免疫学講座 教授)
難治性がんに対する最新の免疫療法として、遺伝子改変免疫細胞療法の研究と開発が急速に進展している。特にキメラ抗原受容体(CAR:Chimeric Antigen Receptor)をT細胞に遺伝子導入したCAR-T細胞療法は血液がんに対して優れた治療効果を発揮し、既に臨床応用されている。一方で、特有の有害事象を伴うこと、比較的多くの再発例が認められること、固形がんでは十分な有効性が得られていないことなど、未だ多くの課題が残っている。本講演では、これらの最新がん免疫療法の現状と課題について概説し、さらに進んだ次世代型CAR-T細胞療法を含めた最新の遺伝子改変免疫細胞療法の将来像について議論する。
椛島 健治 先生(京都大学大学院医学研究科 皮膚科学 教授)
皮膚はバリア機能に加え、外来抗原や刺激に応答する重要な免疫臓器である。私たちは皮膚炎症時に形成されるiSALT(inducible skin-associated lymphoid tissue)を発見し、局所免疫応答の理解を深めた。アトピー性皮膚炎(AD)はバリア損傷、アレルギー炎症、かゆみの三要素から成ると提唱し、これに基づき新たな治療法を開発した。外用JAK阻害薬delgocitinibはバリア修復と炎症抑制に、IL-31受容体抗体nemolizumabはかゆみ制御に顕著な効果を示す。本講演では、ADを中心に炎症性皮膚疾患の免疫応答と制御機構、Th2サイトカインやバリア分子制御、二光子励起顕微鏡による免疫細胞動態解析技術、基礎研究から治療開発への展望について紹介する。
冨樫 庸介 先生 (岡山大学学術研究院医歯薬学域(医学系)腫瘍微小環境学分野 教授)
がん細胞は免疫系から巧みに逃れて生存しているとされている。特にその免疫逃避メカニズムの1つであるPD-1やCTLA-4といった免疫チェックポイント分子が重要で、それらを阻害する免疫チェックポイント阻害薬はがん細胞に対する免疫応答を活性化して効果を発揮する。「完治」したかのような場合もあるが、その頻度は低く、効果を高めるために様々な研究開発が行われている。たとえば他の免疫チェックポイント分子を標的にした薬剤や、制御性T細胞といった抑制性の細胞を標的にした薬剤などの研究が行われている。我々は免疫細胞の代謝障害に注目し、異常なミトコドリアががん細胞から免疫細胞に伝播し「乗っ取る」ことで代謝障害が起きてしまい、がん免疫療法が効きにくくなることを明らかにした。また、がん細胞を攻撃する細胞を人工的に作成、増殖して体内に戻すような細胞療法も効果が証明された。将来このような治療のおかげで進行がんも「完治」する時代が来ることを期待している。
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